Beacon Hillにて
先週末はここ5年で記録的にいちばん寒い2月の週、とやらの始まりだった。 とはいえ久々に晴れた週末だったので、娘と2人で近所のBeacon Hillにウォーキングしに行くことにした。昼過ぎに到着したところ、頂上は風が強いうえに氷点下なので極寒だったがかなりの人でにぎわっている。 ラフバラから車で15分ほど走ったところにある レスター州管轄の自然公園 Bradgate ParkとBeacon Hill 。広大な敷地に川や湖、古い城跡もあり、年間を通して美しい風景が楽しめる。野生の動植物や、6,7億年前からの岩石がたくさんあることでも知られている。 どちらの公園もとても広いので、あらゆる方向からたくさん入り口があって、違った風景やウォーキングコースが広がっている。そのときの気分や体調に合わせてコースを選べるのが魅力なのである。 たとえば家族で山登りの気分を味わいたいときは、登りで始まって坂のきつい「Old John」の入り口から。日本から来た友人を連れて、のんびり歩きながら公園のTea roomでお茶でもしたいときはNewtown Linfordの入り口から、という感じで。 ラフバラは小さな街でとくに観光名所がたくさんあるわけではないので、日本からお客さんがきたときには必ずといっていいほどここに連れてくるようになった。 思えば結婚前にイギリスにきたときに夫の家族に連れられて来たのが始まりで、うちの家族がきたときも数回、幼馴染が遊びに来てくれたときも一緒に凧揚げをしに来たっけ。娘が産まれたときは母親が手伝いでしばらく滞在してくれたので、生後2週間の子を連れて一緒に散歩したり、思い出の詰まった場所になりつつある。 昨年夏、日本から知り合いが立ち寄ってくださったのでBradgate Parkに連れて行ったときのこと。週末なのでたくさんの地元の人で混んでいる公園を歩きながら「みんなどこかに向かってるの?」と聞かれたので「公園内をただひたすら歩いてるだけです」と言うとかなり驚いておられた。 確かにイギリス人は歩くのが大好きである。ラフバラ近郊だけでも数十のウォーキングコースがあって、家族や友人グループでひたすら歩く。歩くための旅行に行く。何十キロも続くコースもあり、途中にはうまいことPubがあったりしてそこで休憩しつつ歩く。 昔は...